文献管理アプリを使おう

卒論を書くためには、実験や観察をするだけでなく、たくさんの文献を読まねばなりません そして、文献から学んだことを卒論にとりいれる際は、正しく引用する必要があります。 論文中に文献を引用する際には、以下のふたつのことをやるのがルールです。

  1. 本文中で参照している箇所でそれを明示する。
  2. 論文の末尾に引用文献リストをつけ、完全な書誌情報を記載する。

具体例を示すと、こんな感じです。

ムカラバは世界でもっともゴリラの生息密度が高い地域である (Takenoshita & Yamagiwa, 2008)。

Takenoshita Y, Yamagiwa J (2008) Estimating Gorilla Abundance by Dung Count in the Northern Part of Moukalaba-Doudou National Park, Gabon. African Study Monographs. Supplementary Issue 39:41-54.

引用文献が少なかったら、論文のファイルをみながら自分で書くこともできます。 しかし、10本、20本と引用するとなると、なかなか大変な作業になります1。 また、書きながら引用文献を追加したり削除したりしているうちに、どれがどれだったかわからなくなり、本文で参照しているのにリストにないとか、リストにはあるけれど本文中に参照箇所がない、ということがおきてきます。

文献管理アプリ を使うと、そうした引用文献処理がとても楽になります。 私のイチおしは ZOTERO です。 ZOTEROは無償のアプリで、基本的な機能は、文献の書誌情報を管理することです。 ZOTEROを使えば、入手した論文のPDFファイルを解析して自動で書誌情報を取得してくれます。 また、Wordと連携して、本文中で参照した文献の引用文献リストを自動生成することもできます。

文献に書いてあることのノート (メモ) を残すこともできます2。 そして、書誌情報だけでなくメモをたよりに登録した文献を検索できます。 「こういうことがかいてあった論文はどれだっけ?」と悩まなくてすみます。

ぜひ、つかってみてください3


  1. 実際の学術論文では50本、100本という数の文献を引用することもまれではありません。 ↩︎

  2. ノートを管理するツールもあります。これはまた別の機会に。 ↩︎

  3. 文献管理をはじめるのは早いにこしたことはありません。1,2年生のうちから、読んだ本や参考書などを登録しメモを残しておくと、卒論の際に強力な武器になります。 ↩︎

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