野外調査を安全に楽しむために

夏休みになりました。 この機会を利用して、卒論の調査や外部団体が主催するフィールドワークプログラムに参加する学生もたくさんいると思います。 私もいろいろなプログラムを紹介したり、フィールドワークの経験を積むことを奨励してきました。 楽しんでほしいと思います。

しかし、野外調査を存分に楽しむには、安全管理が不可欠です。 野外調査の安全管理についてはすでにいろいろなガイドラインやマニュアルが公開されています。 授業でも紹介しましたが、調査に行く前にはそうしたものを読んでおくことをおすすめします。

以下に、私が考える安全管理の原則について、少し長くなりますが記しておきます。

まず、調査には危険がつきものだと認識してください。主催者や指導者がどれだけ気を配っていても、事故が起きてしまえば、失われたものを取り戻すことはできません。だからこそ、 自分の安全は自分で守る、という自己責任の意識 を強く持ってください。

ただし、 自己責任とは、他人に頼らないことではありません。自分の安全を自分で守るということには、無理をしないことだけでなく、必要なときに他者に頼ること、助け合うことも含まれます。他者に頼ることは、自己責任の放棄ではなく、自己責任を実践する一部です。 このことは、既存のガイドラインやマニュアルであまり触れられていないように思います。このことを踏まえ、私なりに具体的な行動指針を考えてみました。

野外調査の現場は、安全な場所ではありません。そのことを肝に銘じたうえで、フィールドワークを楽しんでください。

#野外調査   #学生むけ